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REPORT

DSEROセミナー「現場でのレーザドローンの使い方」開催報告

概要

DSEROでは、10月10日に、「現場でのレーザドローンの使い方」と題したセミナーを41人の参加のもと開催しました。このセミナーでは、実機によるデモフライトの見学会と、ドローンレーザ計測に関する話題交換会を実施しました。

デモフライトの見学会

 見学会では、能勢高原ドローンフィールドで、「TDOT PLUS(アミューズワンセルフ社製)」を用いたデモフライトを行いました。はじめに、機器・操作方法を説明し、その後、計測からデータ確認まで、一連の現場作業について実機を用いて説明しました。この説明の中で、位置精度を確保するために、イニシャライズ(初期化)処理が重要なこと、確実なデータ取得のために、計測後すぐにデータを確認できる環境が重要であることが説明されました。


デモフライト見学会場の風景

話題交換会

 見学会の後、会場を淨るりシアターに移して、話題交換会を行いました。この話題交換会では、品質管理に関する3つの発表と、レーザドローン活用に関する3つの発表がありました。品質管理に関する発表では、公共測量マニュアルにおける精度管理のポイント、機器メーカーが精度を確保するために留意したポイント、ユーザが留意すべき精度管理のポイントについて説明されました。活用事例の発表では、道路防災点検、地形図作成、道路法面点検などにレーザドローンが活用できることを具体的な事例を交えながら説明されました。多くの参加者がメモを取りながら熱心に聞かれていました。


話題交換会場の風景

 講習会終了後、測量系 CPD 協議会において認定された学習プログラムと、全国土木施工管理技士会連合会において認定されたCPDS学習プログラムの受講証明書が希望者に配付されました。

 DSEROでは、今度もドローンを用いた測量に関するセミナーを開催する予定です。最後に、本セミナーにご協力いただきました皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。


メモを取る参加者