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REPORT

DSEROセミナー「ドローンを活用したi-Constructionの実例と課題」開催報告

概要

DSEROでは、12月18日に、「ドローンを活用したi-Constructionの実例と課題」と題したセミナーを62人の参加のもと開催しました。このセミナーでは、学識者・官庁関係者による2題の基調講演と、建設・測量・建設コンサルタント関係者による7題の一般講演を実施しました。

基調講演

基調講演では、はじめに阪南大学の北川悦司教授にご登壇いただき「SfM/MVSソフトウェアの特性比較とSLAMの現状について」と題してご講演いただきました。i-Construnctioでは、UAVで取得したカメラ画像から三次元データを生成できるSfM/MVSソフトを使用します。このソフトは、作業効率化を図るために解析操作が簡素化・ブラックボックス化が進んでいること、データの精度管理のために、ソフトの特性を把握して利用することが重要であることを説明されました。

続いて、兵庫県技術企画課の中田和秀様にご登壇いただき、「兵庫県におけるICT活用工事の取り組み」と題してご講演いただきました。兵庫県では、ICT活用工事を進めるために、ドローンを用いた測量技術の講習や研修を積極的に行ったことや、実際にICT舗装工で行った効果の検証結果、河川の巡視点検や災害状況把握に利用した事例をご紹介頂きました。

一般講演

一般講演では、測量機器、ソフトベンタである(株)トプコン富田克則様と福井コンピュータ村田慎吾様から、最新機器・ソフトのご紹介を頂きました。そして、建設・測量・建設コンサルタント事業者からは、(株)荒木組 成田和人様、(株)フジタ 徳永高志様、アジア航測(株) 渡辺智晴様、(株)パスコ 間野耕司様、国際航業(株) 西村大助様より、それぞれの現場でドローンを活用した事例をご発表頂きました。

ご登壇頂きました皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。

講習会終了後、測量系 CPD 協議会において認定された学習プログラムと、全国土木施工管理技士会連合会において認定されたCPDS学習プログラムの受講証明書が希望者に配付されました。

DSEROでは、今度もドローンを用いた測量に関するセミナーを開催する予定です。最後に、本セミナーにご協力いただきました皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。


会場風景


北川教授の基調講演風景


中田様の基調講演風景